"キャリアプラン"なんかどんどん崩壊するよ的な事が言いたい話

 たまには書く。これは本当に気ままに散文を書き散らしている、もはやブログでも何でもなくいったいどんなジャンルなのかよく分からないコンテンツである。こんな感じで適当に書いてるので、読者も適当に読む資格がありますわね。

 

 さて気づけば2個下の後輩の就活戦線がいよいよ開幕しようとしている。社会人として約1年過ごして、キャリアプラン(笑)とかいうものについて気がついた事があるので少し書いてみよう。寝れないので。

 

 ご存知の通り(かは分からないが)、私は身一つで遥々北海道までやってきた(と思ったらさらに釧路まで来てしまったわけだが)。まあ就活がものの見事に大爆発してしまっていたのでこれ以外の選択肢が無かったといえばそれまでであるが、例えば業界を諦めて近場のどこか適当なとこに入るとか、就職留年でもしてもう一年遊べるドンする選択肢もあったわけで、それでも北海道で生きる事を決めているのである。

 北海道という地理的条件上(だけではなくこれはヘイシャの置かれている経営状況もあるんですが)、どうしても東京大阪名古屋横浜辺りと比べると賃金水準が一段下がる。それでもずっと働き続ければ独り身ならそれなりに良い暮らしができるんじゃないか(福利厚生は結構いいし)、それでいいんじゃないだろうかと決意してこんな北の果てまでやってきたのである。

 つまり、私のキャリアプランの大前提にあったのは「生涯独身で生きていく事」「定年までヘイシャで働く事」である。

 では現時点でどうか。はい。めちゃくちゃ結婚したいです(笑)。この時点でキャリアプランは半分崩壊している。いや〜いざ働き始めてみたら「クッソ寒い中仕事を終えて疲れて家に帰っても誰も迎え入れてくれる人がいない」って結構寂しいなぁとか思ってしまったんですよ、ええ。

 そして転職せず定年まで今の会社で働くという事、これは何があっても揺るがないかなあと思っていたんだけれど、100%そうするとは自分に約束できないなあ…と最近思いつつある。まあ非常に専門性が高くてドメスティックで閉鎖的なヘイシャなので果たして受け入れ口が同業他社か公務員以外にあるんだろうかとは思うのだが、例えばそれこそ結婚するとなって向こうの方が稼いでるじゃんとかなったら、こっちが着いていくのもアリなんじゃねえのって思うんである。養われるというのも悪くない話である(笑)。

 加えてお仕事面ですね、これもやりたいと思っていた筈の事がかなり揺らいできてしまった、というか分からなくなってきてしまった。それなりにデカい会社なので正直めちゃくちゃ色んなルートがある訳で、何がやりたいか分からなくなってきているという迷走状態に陥っているとも言える。こんな訳でシューカツ生時代にシコシコ考えてペチャクチャ喋った私のキャリアプランというものは1年も経たずして完全に瓦解してしまったのである。

 

 勿論、「だからキャリアプランなんか考えなくていいぞ」って言いたい訳じゃない。正直キャリアプラン聞かない会社なんかマトモじゃないと思うので。だって会社側の思惑通りのルート進めよって言ってるようなもんじゃん。ちゃんと全力で考えに考え抜いて作り上げて欲しい。でもそれは「"今あなたが思う"将来入社してやりたいこと」ベースで構わないし、入社してからどんどん崩壊したって全然構わないのである。崩壊した分だけ仕事に対する視野や知見が拡がったとも言えるし、結局人生はなるようにしかならないからね。そんな感じで気ままにやって貰えばいいんじゃないでしょうか、ということが言いたかった文章でした。