地方で生きるということ

皆さん、お久しぶりでございます。めちゃくちゃサボってました。

 

(※注:この記事は4月末・5月末・6月下旬に書いた文章が入り乱れているため滅茶苦茶です。ご了承下さい。)

 

たった今(注:4月末。)✈️⭐️🇯🇵(=ジェットスタージャパン)で帰省したところですが、LCCって手荷物重量制限が結構厳しいんですよ。まあ大体どこも7kg以内というのがスタンダードなのですが、「流石に収まってるか分からんなあ」とか言いながら保安検査行ったら普通に6kgオーバーしていて4千円むしり取られたところです。私の重量感覚はガバガバなようです。まあコンプラがガバガバであるよりかは余程マトモでありましょう。

帰省したは良いものの、関東ではとてもじゃないが外出ができるような状況では全く無くなっていたようです。研修所の部屋にテレビがないのでニュースを見られるのがご飯タイムくらいしかないのですが、いつの間にか東京大阪がまたとんでもないことになっていたなあという感覚なのです。国民もいい加減なんで出てるんだかもわからず感染抑止効果にも疑問でほとほとウンザリしている緊急事態宣言が愚かにも出されてしまった今、やることといえば1ヶ月触れなかったギターを弄るか、写真を現像するか、引越し準備するか勉強するかしかないのです(←案外やることあるやんかww)。ほんとこのギャグみたいな緊急事態宣言ってなんなんでしょうね。こんななあなあな対策する政府も政府なのですが、足並み揃えてNoと言えない国民も国民だと思いますよ。そんなわけで(?)時間は有り余っているので、こんな記事を書いてみようかなと思い立った次第です。

…というのを1ヶ月前に下書きで書いていたんですが、すっかり放置してしまいまして、もう2ヶ月経ってしまいました(←おいww)(※注:5月末。)。今回は引越しの搬出(と一切終わっていない荷造り)のためにAIRDOで帰省しております。いやー、7千円くらいで取れたんですがもう最高ですねAIRDO。快適すぎ。もう元の身体には戻れないわ。

 

はじめに

簡単にここまでの経緯を書こうと思います。

私はこれまでの23年間の人生をずっと千葉で過ごしてきました(居住地はずっと千葉でした)。インキャガキンチョ時代を歴史の街もといクソ田舎の佐倉で送り、小学校入学後3ヶ月で引っ越して小中高とすべて千葉市内で過ごし、浪人時代を津田沼で1年送りました。その後マジで紆余曲折あり慶應義塾大学(経済学部)に入学したは良いものの一般的に言うような経済学があまりにも面白くなさすぎてセルフで半分文学部に入り浸って日本史ばかりやっていました。4年間を千葉東京神奈川の3都県で主に過ごした訳なのですが、就職活動の際に様々なことを考慮した結果、「地方で暮らしたい」という願望が強く出てきました(これは今も変わりません)。就活そのものはそれはもう滅茶苦茶だったのですが(これは書くとあまりに長くなってしまうので割愛。)、これまたマジで紆余曲折ありご縁があって今の会社に拾って頂き、大学も無事卒業、今年の4月から北海道に移住しております。2ヶ月間の研修を札幌某所で受けていたのですが、適性を認められたのか何故なのかは分かりませんがいきなり釧路配属を引き当て、6月より釧路へ配属されます。この前提を頭に入れて頂いた上で読んで頂けるといいかなと思います。

 

 

 

1.気候

分かってはいたことなのですが、寒いです。今日(4/30)の札幌は7℃前後で、まあ10℃はいかなかったかな〜という感じです。まあ寒い方の日だと思いますが。あと、風が冷たい。これがちょっと最初はつらいかもしれません。

ただ、寒さに関しては「まあこの時期ならこんなもんなんだな」と言い聞かせていれば全然慣れるんじゃないでしょうか。実際私も1ヶ月過ごして、「この寒さが当たり前の日常なんだよな〜」って感じですっかり順応してしまっています(※注:4月末)。ついでに、寒さって基本的に重ね着すればどうにでもなると思っていたのですが、実際のところマジで重ね着すればどうにでもなります。5月以降は札幌ならそこそこあったかくなってきます。20℃近い日もちらほらあるので、そろそろコートが要らなくなってきた頃です。まあ釧路はまだ寒いんですが。

(ここからは6月下旬の話になりますが)釧路は相当涼しいですね。というか普通に寒いです。未だに長袖重ね着してます。iPhoneの天気予報見てビビりましたよ。だって釧路は13℃しかないのに関東は真夏日寸前ですからねえ。ここまで来てしまうと暑さが厳しい地域に住むのが正気の沙汰ではないように思えてきます

個人的に寒さよりもしんどいなあと思うのは、「乾燥」です。マジでめちゃくちゃ乾いています。シワにならないように1分しか脱水しなかったワイシャツを部屋干ししたら、5時間くらいで完全に乾いていました。なお、これは室内の保温性が異常なまでに高いという北海道の建造物の特質によるところも大きいかもしれません。このおかげで外の寒さ対策で着込んでいくと屋内で滝汗をかく羽目になります。ちなみに寮の部屋も激暑なのですが、これはたまたま風呂のボイラー直上の部屋だかららしいです。

話を戻しますが、とにかく、何も対策しないと間違いなく喉をやられます。最低限の装備として、加湿器はマストです。寝るときはマスクするとか、洗濯物をたくさん室内に干しておくとかすると更に良いかもしれません。

 

 

 

2.食べ物・飲み物

これはもう言うまでもなく美味いです。札幌には炎というアホほど安い居酒屋がありまして、札幌民ならまあみんな知ってるよね的な立ち位置の居酒屋なんですね。千葉でいうちばチャンみたいなノリだと認識しております。そこに「つくねスープ」という飲み放題のスープがあるんですがこれがまあ美味いのなんの。ピッチャーで卓上安置不可避

4月頭に小樽に行ったんですが、そこの海鮮丼もめちゃくちゃ美味いんですね。観光地価格なのはご愛敬。釧路も海産物がドチャクソ美味いらしいので期待できそうであります。確かに駅弁は何食っても美味いですね。ハズレだな〜ってやつがない。稚内のチャーメン(稚内)、帯広豚丼、スパカツ(釧路)などご当地グルメもたくさんあるので、グルメ巡り的な楽しみ方もアリかなと思います。正直スパカツは一回食べれば十分だと思いますが(ボソッ。あと札幌は締めパフェ文化があるらしく、やたらとパフェを置いてる店が多いので甘党にはたまらない街かと思われます。…と思っていたのですが釧路の喫茶店もなぜかパフェを置いているところが多い気がします。

そして酒が美味いんだわこりゃ。サッポロクラシックが無敵すぎて敵わない。コスパ重視ならセコマで150円くらいで売ってるパームビールが圧倒的推し。発泡酒と同じくらいの価格なのに普通に美味い。ちなみにこっちに来てからサッポロクラシックとパームビールとヱビスプレミアムエールしか買ってません。あ、余市と厚岸はウィスキーも(余市はワインも)アツイので、こちらもお試しあれ。道東はビール不毛の地ではあるのですが、(正確には発泡酒ですが)知床ドラフト流氷ドラフトがちらほらコンビニに置いてあったりするので大変オススメです。ぜひグラスに注いで飲みましょう。ビックリします。

ちなみにセコマには110円で買えてしまうカルボナーラやら焼きうどんやら海老塩焼きそばやらがあるので、貧困に陥ってもいきていけます。

 

 

 

3.その他

素朴であったかい人が多いです。みんな寛容です。基本的に。もちろん例外的な人はいると思いますが…。なんというか、健やかに育ったんだなあという人が多いような気がします。変な意味じゃないですよこれ。あ、あと綺麗な方が多いです。ほんとに。

 

街並み:この3ヶ月で行ったところだけですが。

日本の大都市だと圧倒的に札幌が好きですね。高層ビルがほとんどないので上を見上げなくて済む。札幌の街自体はかなり整備されて造られたんだなあという印象を受けます。まあこれから新幹線札幌延伸で駅前はまた魔改造が始まる訳ですが…。デカい駅にしては構造が比較的わかりやすいように思います。この辺は仙台にも通じるところがあるかも。

道北の方(宗谷本線)に行くと大体同じような駅前・同じような街並みになります。行けばわかります。

旭川は典型的地方都市という印象でした。それほど特徴があるわけではないんですが、住むには全然不便しないかなあと思います。札幌も特急で1時間半なので。

岩見沢・釧路は駅前が案外何もなく、デカい道路沿いの方が栄えています。これは地方都市あるあるだね。東室蘭岩見沢と何となく雰囲気が似てます。なんとなく。ちなみに釧路の駅前に出るといきなり廃墟ビルが登場します。余談ですが、釧路駅駅舎はめちゃくちゃエモいので是非お越しください。夕暮れ時がたまりません。

 

物価:札幌は普通だと思います。ただ飲み屋は関東よりも安い(そして美味い)気がします。地方に行くとちょっと安いらしいです。公共交通機関は首都圏より少し高め。釧路は飯類がなにかとデカ盛りなのですが、量を考えたら安い気がします。驚安の殿堂・ドン・キホーテさんと価格破壊神・トライアルさんがあるので貧民でも安心して暮らせます。

 

 

 

おわりに:地方で生きるということ

「おわりに」というかむしろ個人的に伝えたいこととしてはこれが主題なのですが、「なぜ私が地方に住みたいと思ったか」という話をしようと思います。ゆるふわっとまとめると

「自分は都会に暮らすのに向いていない」

「良い部分も不便さも感じながら地方で暮らす経験をしたい」

「地方の方が自分にはメリットが大きい」

の3本立てです。

早速単刀直入に言うと、都会に疲れてしまったというのはあると思います。まずは「混雑」。私は僭越ながら約3年間超満員の総武線快速に揺られて1時間20分、ドアtoドアなら1時間45分の通学を続けてきました。3年間だったからまだ耐えられたわけです。放蕩学生の身分だったからこそ耐えられた訳でもあります。この過酷な通勤環境で(しかも仕事をしながらというストレスの増える条件下で)40年も勤められるんだろうか?というのは大きな疑問としてあった訳です。さらに街に出れば頭おかしくなるくらい人。人。人だらけ。基本的に私は人混みが嫌いです(頭痛くなる)。そしてコンクリートだらけ、高層ビルだらけ。嫌でも上を見上げないといけない。コンクリートジャングルで狭くなった空の下で飼われ続けないといけない。これも大きなストレスを生むこと間違いなしだなと思ったということです。

続いて「日本=東京(及び首都圏)ではない」ということ。当たり前ですが、47都道府県すべてによりこの日本という国は構成されています。大学時代に貧困旅行をしまくって国内の色んなところを回ってきた訳ですが、その中でゆったりとした時間が流れる田舎に惹かれていく私がいたのは事実です。加えて、首都圏だけに閉じこもっていて良いんだろうか?とも思っていたのです。田舎で暮らすと確かに都会に比べて不便な部分が生活していく中で見えてくると思いますが、それすら私には楽しみだったのです。「なんでこんな不便なんだよぉぉぉぉ!!!!」って思わず叫びたくなるような場所で暮らしてみたかったのです(頭おかしいって言わないでください)。あとは仕事上の関係というか、とどのつまり私のやりたいことはざっくりまとめると「地方創生」なので、じゃあ地方知らないとダメじゃんってことでついでですがそういう事情もあります。

続いて「費用対効果」。確かに東京(の大企業)は賃金水準が高いのは紛れもない事実です。ヘイシャは個人的にとても自分に合っているなあと感じていますが、首都圏の同業他社と比べると流石に給与が少し落ちます。これは仕方ないことだと思っています(普通に求人情報に出てるので喋ってしまって良いと思いますが、初任給額面で18万ちょいくらいです。首都圏だと業界にもよるけど20〜25くらいのところが多いよね)。ただ、東京で暮らすとなると生きるためにかかるコストも高くつくのではないかと思ったのです。例えば土地。東京の地価はあまりに高すぎます。正直頭おかしいですよアレ。てかもっと皆疑問持つべきですよ。なんでこんなにバカ高いんだって。三田での話ですが、個人的に20分クルマを止めて400円だなんて正気の沙汰ではないです。実家の近くでさえ400円あれば半日は止められるというのに。家賃にしても、クルマを買うにしても、まあ高くつくんじゃないかと思った訳です。そんなわけで支出を考慮したとき、首都圏に比べて若干の収入減であっても、地方で生活した方が私は幸せになれると考えています。まあ正直これを言えるのはヘイシャが比較的福利厚生が手厚いからってのはあるのかもしれませんが。

そして「競争社会」。大学に入って初めて都内に出て思ったのは、とにかくここに生きる人たちは皆が上を目指して日々身を削って争っているんだということです。ちょっとニュアンス変わっちゃうんですけど、生き急ぐというか、ずっとバチバチしながら生きていくのは嫌だなあと思ったんです。もちろん全ての業界がというわけではないですが、生存競争に揉まれて消費されて削られていくだけの人生、一体何が楽しいのか?と思ったんです。残念ながら私は何にでもチャンスを見出すプルデンシャルゴリラではありませんので。ゆっくりのんびりと言ったらあまりに緊張感がありませんが、自分のペースで生きていくには大らかな人たちに囲まれながら程よい地方で生きていく方が自分には合っているんじゃないか?と考えた訳です。

あとこれはおまけなのですが、今回のコロナ騒動で完全に浮き彫りになりましたが、何かあったときに真っ先に規制がかかるのは首都圏(あと関西圏)です。地方の方がある程度好き勝手できるかなあというのはあります。まあ北海道も結局巻き込まれてしまったんですが…。まだ街中も灰皿だらけだし地方最高ですね!!!!!!!!

 

果たして読む人が現れるのか分かりませんが、書きたいことは大体書きました。

私の代の就活だったり、後輩の就活話を聞いていたりして、異様に首都圏にこだわる人も想像以上にたくさんいたので、勿論それぞれの価値観がある訳なんですが、そういう方々にこんな価値観で生きてる人もいるよって伝わればいいかなあってのも946mmくらい思って書きました。ぼちぼち終活勢も悲しいことに出てきて、迷ってる人もいると思うので、もしかしたら参考になるのかもしれません。誰かの参考になったなら幸いです。

以上です。